私は2021年10月、36歳の時に美容クリニックで小陰唇縮小術と副皮除去術を受けました。
自分の小陰唇が明らかに大きかったので手術を受けたい気持ちはずっとありましたが、切除手術は怖いし費用も高く、小陰唇縮小術を受けるかどうかずっと迷っていました。
友人や知人には相談できず、数ヶ月も寝る間を惜しんでインターネットで調べる日々が続いた私の体験談が、小陰唇縮小術を受けたいけれど悩んでいる方の参考になればと思い、赤裸々に語ります。

小陰唇が大きいと気づいたきっかけ
自分の小陰唇が大きいと気づいたきっかけはふたつあります。
ひとつは、彼氏からの指摘でした。
小陰唇が大きい私にとって、彼氏との行為は痛いと感じることが多かったのです。
20歳で初めてできた彼氏に「(痛いのは)ビラビラ(=小陰唇)が大きいからだと思う」と言われたことを覚えています。
32歳の時にお付き合いしていた経験人数の豊富な彼氏にも、「ビラビラ(=小陰唇)大きいね」とどストレートに言われました。
だた、どちらの彼氏も悪気があって言ったのではなく、「気にしないよ」と言ってくれてはいました。
自分の小陰唇が大きいと気づいたもうひとつのきっかけは、脱毛でした。
私は全身の毛がものすごく濃くて、VIOも結構な毛量でした。
そんなVIOを脱毛するため、VIOの毛をすべて剃り全身を鏡で見た時・・・アソコから小陰唇がびらんっと垂れていることにものすごく違和感を覚えました。
今まで毛で隠れていて、小陰唇が大きいことも気にならなかったのです。
脱毛1回で毛がなくなるわけではないので、毛が生えてくるとまた少し小陰唇は気にならなくなりました。
ただ、自分の小陰唇が大きすぎることに気づいてしまったので、小陰唇を隠すためにこれ以上VIOは脱毛しないほうがいいんじゃないかとすら思っていました。
これが私が自分の小陰唇が大きいと気づいたきっかけです。
小陰唇縮小術を知る
22歳の頃に医療脱毛で美容クリニックに通い始め、美容整形、美容医療と様々な治療を受けてきました。
30歳を越えてからはそれとなく小陰唇縮小術があることを知っていて、32歳の時に彼氏に指摘された時は「いつか手術したいかも」くらいにしか思っていませんでした。
その彼氏と別れてフリーになった頃、VIOの脱毛でいつもの美容クリニックを訪れてトイレを借りた際、ちょうど便座に座った目の前の位置に小陰唇縮小術のビフォーアフターの写真が貼ってあるのを目にしました。
さらに、受付を済ますと受付番号と一緒に小陰唇縮小術についての小さなチラシを毎回渡され、「小陰唇縮小術を受ける人が増えている・・・?」という気持ちになってきました。
そこから数ヶ月、小陰唇縮小術についてインターネットで調べ続ける日々を送ります。
カウンセリングを受けてからは手術までトントン拍子
友人や知人に相談できない悩みのため、気になってからは毎日寝る時間を削ってまで小陰唇縮小術について調べていました。
あれだけ調べていたけれど、小陰唇縮小術を受けた今となっては何をそんなに調べていたのか覚えていないくらいです。
数ヶ月も調べていると、いつも同じ情報に辿り着くようになり、無限ループしている気がしたので思い切ってカウンセリングに行くことを決意しました。
カウンセリング予約もとても勇気のいることでしたが、
「小陰唇縮小術を受けるかどうかは、カウンセリングを受けてから考えよう」
「カウンセリングは無料だし、納得いかなければ別の美容クリニックでもカウンセリングを受けてみよう」
「どうしても行きたくなくなったら、カウンセリングをキャンセルしよう」
という気持ちでカウンセリングの予約をしました。
カウンセリングでははじめに先生から小陰唇縮小術がどんな手術なのか説明を受け、実際に私の小陰唇も見ていただきました。
優しい先生でしたし、普通の病院での診察となんら変わらない感じだったので、恥ずかしい気持ちよりも手術の対象であると分かった安心感のほうが大きかったです。
この時に先生から私は小陰唇縮小術と、副皮除去術も対象であることを教えていただきました。
自分が副皮除去術も対象であることはインターネットで調べているだけでは絶対に分からないことだったので、思い切ってカウンセリングを受けに来て良かったと心から思いました。
先生のカウンセリングの次は、美容カウンセラーの方のカウンセリングでした。
担当してくれた美容カウンセラーの方も実際に小陰唇縮小術を受けた方だったので、「もっと早くカウンセリングに来れば良かった!」と後悔したくらいです。
経験者から経験談を直接聞くことで現実味を帯び、小陰唇縮小術を受けたい気持ちがどんどん高まっていきました。
たくさん質問をしてもすべてとても丁寧に答えてくださったこともあり、この美容クリニックで小陰唇縮小術を受けたいと思いました。
結果、カウンセリングを受けた日に、約1ヶ月後に小陰唇縮小術と副皮除去術の予約を取りました。
費用について
小陰唇縮小術の費用に関しては美容クリニックのホームページに記載してあるので、ある程度の相場を自分でも分かっていました。
「縫い方」に関しても、高いけれど「中縫い」が良いとざっくり思っていて、「外縫い」よりも「中縫い」のほうが高いですが覚悟していました。
予想外だったのは、先生のカウンセリングを受けて副皮除去術も対象だったこと。
副皮除去術の費用は小陰唇縮小術とそんなに変わらない金額なので、思っていたよりも倍の費用がかかることになりましたが、「せっかくカウンセリング受けたし・・・」という気持ちもあったので副皮除去術も受ける覚悟を決めました。
私は小陰唇縮小術も副皮除去術も「中縫い」を選び、費用としては約38万円かかりました。
ちなみに私が手術を受けた美容クリニックでは、予約した手術日から2日前までならキャンセル可能で、費用も全額返金とのことでした。
手術日を予約してからは手術が待ち遠しかったですが、2日前というギリギリにキャンセルできるというのはちょっとした安心材料でもありました。
「縫い方」について
どの美容クリニックでも「中縫い」がおすすめされているかと思います。
たくさんの美容クリニックのホームページを見てきて、私自身カウンセリングを受ける前から「中縫い」がいいと思っていました。
実際に手術は「中縫い」を選んだのですが、ダウンタイム中の痛みを振り返ると、今なら「外縫い」を選ぶかもしれません。
それくらいダウンタイム中の3日間くらいはすごく痛かったです。
手術が終わった直後は全く痛くなかったのですが、家に帰って術後初めてトイレをしてから急に痛くなりました。
痛みに強い自信があったのに、何も手につかないくらい痛かったです。
私は二重の切開手術や、ケロイドの切除手術も何度か経験したことがあり、縫った痛みは全然耐えられる(むしろもう覚えていないくらい)と思っていました。
それが小陰唇縮小術の「中縫い」はもう二度と経験したくないと今でも思うくらい痛かったです。
(手術中と手術直後は全く痛くなかったです)
今となっては綺麗な小陰唇になり、誰が見ても手術したことは分からないと思うので「中縫い」で良かったと思っていますが、ダウンタイム中の3日間は「外縫い」にすれば良かったと後悔したくらいです。
「外縫い」のほうが費用も安いですし、「わざわざ高い費用を出して痛い思いをしている・・・」という気持ちが拭えなかったのです。
痛みは忘れていませんが、あれから2年以上経ち、今では「中縫い」で本当に良かったと思っています。
デザインと仕上がりについて
私はそもそも小陰唇が大きすぎて不自然だったので、デザインに関しては全くこだわりがありませんでした。
いびつな小陰唇でずっと生きてきたので、どれくらいの大きさの小陰唇が正解か分からなかったからです。
カウンセリングに行く前にどこかのサイトで「立った時にビラビラが見えていたら小陰唇が大きい」というのを読んで、私は余裕で見えていたので形うんぬんよりもビラビラ(小陰唇)が見えなくなることが私にとって重要でした。
なので、デザインに関しては完全に先生にお任せでした。
ダウンタイム中は「中縫い」のしくみが不思議で「ちゃんとくっつくかな・・・?」と不安が大きかったですが、結果、私はちゃんとくっつきました。
心配していたのも手術をしてから1週間程度で、だんだん「ちゃんとくっつきそう」という風に変わってきました。
今でもまじまじと自分の小陰唇を見たことはありませんが、仕上がりに関して大満足しています。
少し気になっていたのが、手術後の小陰唇の固さでした。
縫った後、抜糸をしてもしばらく皮膚が固くなっていると思いますが、小陰唇縮小術の「中縫い」も同じように固くなりました
「中縫い」だと手術をしてから1週間後には性交渉が可能と言われていますが、可能かもしれないけれど私は絶対無理です。笑
不自然に固いので絶対にバレますし、術後1週間だとほんの少しですがまだ血も出ていました。
手術後の固さがいつの間にか気にならなくなるのに半年~1年くらいはかかったように思います。
1年以上経ってからは固さも全くなく、とてもナチュラルな小陰唇になりました。
思いがけない効能
小陰唇縮小術を受けてビラビラがなくなっただけでも大満足でしたが、私の場合、思いがけない効能がありました。
それは、お尻が綺麗に拭けるようになったことです。
小陰唇縮小術を受ける前はトイレで”大”をした後はお尻を何十回と拭いてやっと綺麗になる、もしくは綺麗にならない時のほうが多いくらいでした。
それが小陰唇縮小術を受けてから、1回で綺麗に拭けることが多くなりましたし、拭かなくてもよかったぐらいの時もあります。
今までお尻を綺麗に拭けなかったのが小陰唇(もしくは副皮)が大きかったことが原因かは全く分かりませんが、小陰唇縮小術を受けた後から急に綺麗に拭けるようになりました。
トイレットペーパーの消費も劇的に減りましたし、もっと早く手術していればよかったと心から思っています。
また、パンツも汚れにくくなりました。
小陰唇縮小術を受ける前は毎日パンツがうっすらと黄色くなっていましたが、それもほとんどなくなりました。
これは明らかにおしっこが小陰唇についていて、小陰唇が大きすぎて綺麗に拭き切れていなかったのだと思います。
見た目だけが気になっていた小陰唇でしたが、小陰唇縮小術を受けたおかげでQOLがとても上がりました。
こんなにもQOLが上がるとは思っていなかったので、小陰唇縮小術と副皮除去術を受けて心から良かったと思っています。
小陰唇縮小術を受ける前と受けた後の気持ちの変化
小陰唇縮小術を受ける前は、「怖い」「恥ずかしい」「(費用が)高い」の三拍子から、手術を受けることをものすごく悩んでいました。
悩んでいた期間は数ヶ月に上ります。
寝る時間を削ってまで小陰唇縮小術について調べて悩んでいたので、こんな生活を続けていてはダメだと思いカウンセリングに行ったことがきっかけで手術までトントン拍子に進んでいきました。
私にとってカウンセリングが転機だったと言っても過言ではありません。
小陰唇縮小術を受ける前と後というよりも、カウンセリングを受ける前と後で気持ちがとてもポジティブに変わりました。
手術を担当してくださった先生が美人であったことと、カウンセラーの方が小陰唇縮小術を受けた方だったことだけでなぜか安心できました。
カウンセリングを受ける前は、まさかカウンセリングの日に手術日の予約を取るなんて思っていなかったです。
私は小陰唇縮小術を受けることにしましたが、カウンセリングを受けていなければ「小陰唇縮小術を受けるのはやっぱりやめておこう」という判断もできていなかったと思います。
小陰唇縮小術を受けようかどうしようか迷っていて、友人や知人には相談できずずっと悩んでいる方は勇気を出してカウンセリングに行ってみてください。
自分のビラビラ(小陰唇)が手術の対象になるかどうかも、先生に診てもらわないと判断できない可能性があります。
どれだけインターネットで調べても、カウンセリングで聞かないと分からななかったことがたくさんありました。
(私は副皮除去術も対象になるとか、担当してくださった先生の手術はとてもスピーディで速いとか)
なので、小陰唇縮小術を受けようか迷っている方は、インターネットでたくさん調べるよりも一度カウンセリングへ行くときっと何か変わると思います。
